と、思う題名でした。
12%の内訳(国内線、国外戦、LCCなどなど)は調べていないので何とも言えませんが、一つだけこの記事内でいえること。
精神疾患を発症しているかもしれないと相談したとき、機上業務から外されてしまう、そして復帰できなくなるかもしれない、
という思いです。
パイロットはその業務内容により身体検査の更新期間が違うのですが、旅客機を飛ばすパイロットは半年に一度、航空身体検査を受けなければならず、合格証がないと飛べなくなります。
ですので、体の不調が単なる風邪、ケガなどすぐに治るものでない限り、なかなか相談できないものです。
私も現役時代に精神状態が不安定になり、自分自身が飛ぶことに不安を感じていた時期がありました。
ただ、私は旅客機のパイロットではなく、自衛隊の救助ヘリコプターのパイロットでしたから、状況が違います。
人命救助しなくてはならない機長が、自分の精神疾患により人命を損なうことがあってはならん!そう思っていましたので、当時の上司に相談し医療機関も利用し、早期回復にいたりました。
ただ、その時はそう思ったのですが、自身がある人ほど自分は大丈夫だ、と思い無理をし続けるかもしれません。あとは、パイロットというステータスを失うことへの恐怖感もあるかもしれません。
ということで、パイロットに限らず、一般の仕事をされている方も同様の悩みがあるはずです。
でも、考えてみてください。
その職業でなくてはならない理由はどこにありますか?
今無理をして、状況を悪化させて喜ぶ人はいますか?
誰かが責任をとってくれますか?
悩んだときに相談できる、そんな人をかならず数人はお持ちください。
私へのメッセージでも構いません。頼ってください、周りの人を。
http://wired.jp/2016/12/27/airline-pilots-suffer-depression/