今朝の新聞に、今年売れた本(28.11.26-29.11.25)という記事があったので、本好きの私としては、さて何が売れたのかな?と興味津々でした。
その中で感じたことを3つほど書きます。
1位 九十歳、何がめでたい 佐藤愛子著 小学館
あれ?
タイトルを読んでも本屋で見た記憶がない・・・・
自分の今年一年を象徴したような感覚です。
私の今年一年は、自分のことばかりに目を向けていたので、余裕もなく、自分が普段読まないようなジャンルを読もうという感覚がなかったです。
なので、年間で1位の売り上げの本でさえ本屋で目に入ってきませんでした。
これは、自分でも驚きです。
人間の機能は素晴らしいもので、
「見たいと思ったものしか、情報として記憶にインプットされない」
ものなんですね。
この機能、時たま夫婦喧嘩の要因にもなります。
大概、私の方にその傾向があるんですが・・・・
2位 伝道の法 人生の「真実」に目覚める時 大川隆法著 幸福の科学出版
相変わらず売れています、大川隆法氏の著作。
古本屋にもよく出かける私ですが、このタイトル面白そうだな、と思った本が結構大川隆法氏の本です。
実際、本人が全てを書いているとは思いませんが、この出版ペースにしてこの売り上げ。
脅威的です!
でも、これだけ売り上げているのに、毎回の選挙で誰一人当選しないのは何故なのか?
この謎、誰か解明してください。
16位 君の膵臓を食べたい 住野よる著 双葉社
この本、2年半前にフィーリングで買ったもの。
当時は、注目の一冊でもなんでもなく、ただタイトルと表紙の美しさに惹かれて、直感で買いました。
病気と恋愛を軸に書かれていた本だったと思いますが、タイトルとどう繋がるの?って疑問を持ちながら最後まで面白く読めた記憶があります。
2016年本屋大賞で2位を受賞してましたが、この本映画にもなりタイトルだけ知っている人も多くいるのではないでしょうか。
売れる本は、いい本?
この命題、自分でもまだ答えが出ません。
何故かというと、どの立ち位置から見たいい本?ということが頭から離れないのです。
売れる=いい本
これが成り立つこともありますが、
よく知らなかった本=自分の人生に大きく影響を与えた=いい本
この方程式も成り立ちます。
これ、人間関係にも言えることですね。
ある人にとっては、恩師。
ある人にとっては、大したことない人。
これもやはり見る人がどの立ち位置で見るかで、その評価が変わってきます。
終わりに
人を育てるときに、育てたい人と育てられる側の人、いろいろな考えがあります。
どの目線でその人と向き合うか、それで人生が大きく変わるのだなと思います。
なので、今回のベストセラーの何冊かを年末年始で読んで見て、自分にはない視点を見てみようと思います。