皇紀2678年を迎え5日が経ちました。
西暦2018年に660年を足すと、日本の始まりからの年齢である皇紀となります。
西暦、また太陽暦という海外の文化を取り入れることにより、日本は世界との交流をスムーズに行えるようになりました。
でも、自分たちの起源、ルーツを知ることにより、自分たちの本来の姿を見つめ直すことができます。
そこで皆さんにお勧めするのが、神社への参拝です。
今日は、神社への参拝をお勧めする理由・・・・ではなく、元旦に行く初詣をオススメしない3つの理由をお話しします。
(個人的な意見です)
神社でのお祭りのイメージ
皆さんのイメージはどんなものでしょうか?
神社境内や参道に並ぶ屋台?
お賽銭箱に小銭(特に5円)を投げ入れ、願いを叶えて欲しいと祈る?
みんなが行くから行くもの?
僕の神社でのお祭りのイメージは、このようなものでした。
何せ、両親も先生も誰も教えてくれなかったので、何も知らないまま大人になりました。
でも、祭りと言っても本来神社で行われている祭事というのは、大昔から日本の伝統的行事として脈々と続けられているものなんですね。
元旦の祭事
歳旦祭と呼ばれる祭事(小祭)が宮中で行われています。
Wikipediaからの引用
歳旦祭(さいたんさい)は、戦前の祝祭日の中の皇室祭祀令に基づく小祭日の一つ。現在では新暦1月1日(元日)に宮中三殿(賢所・皇霊殿・神殿)で行われる年始を祝う祭祀である[1]。
元日の神嘉殿南庭において天皇が親行する四方拝に続いて、同日早朝午前5時30分から宮中三殿において掌典長が主宰し、祝詞をあげ、午前5時40分ごろ四方拝を済ませた黄櫨染御袍姿の天皇が拝礼し、黄丹袍姿の皇太子が続いて拝礼する[要出典]。
新暦になり、新年を迎えるにあたり国(皇室)の繁栄、作物が多く実ること、そして国民が無事に過ごせるように祈願する日、それが元旦の祭事なんですね。
初詣とは
初詣は、その年に初めて神社に感謝と祈願をしに行くことです。
地域によって色々な習慣があります。(例:三社参り)
元旦に初詣に行くことはすでに文化になっているともいますが、元旦に行かなくても初詣は初詣なんです。
年の初めに、旧年無事に過ごせたことに感謝し、新年には新たな決意とその成就を祈願する、そんな日として過ごすのがいいと思います。
(写真:石川県白山比咩神社 平成30年元旦)
元旦初詣をオススメしない第1の理由
混雑して参拝にものすごい時間がかかる!
私は、この理由から三が日に初詣に行くことはありませんでした。
実際、今年は訳あって元旦の夕方に白山比咩神社に参拝に行ったのですが、駐車場に入るまでに1時間30分ほどかかりました。
普段であれば、渋滞することなくスムーズに拝殿参拝して帰ってくるのですが、この日は神社周辺に到着してから帰り始めるまでに3時間もかかりました。
ですので、せっかくの正月休みなのだから、車で過ごすのではなく家で家族とゆったりと過ごすのがいいと感じました。
元旦初詣をオススメしない第2の理由
気が乱れている。
神社のいいところは、神官の方々をはじめ、神社で働いておられる方が毎日境内を清め、祓い、とても気が落ち着いていることにあると思います。
日ごろの穢れを祓い、真っ白な魂になり、祈願する。
元旦に行くと、多くの人が訪れます。
普段神社に参らない方も多くいます。
ご利益だけを求めてこられる方も多くいます。
お守りを買い求める列で文句を言っている人もいます。
このような日に神社に行くと、普段の気持ちの良い空気が淀んだように感じます。
実際に淀んでいます。
ですので、神社での効果を期待したい方は元旦ではない日に行くことをお勧めします
(写真:1月3日の名古屋市にある伊奴神社)
元旦初詣をオススメしない第3の理由
私は、拝殿してお参りすることが多いです。
あの、空気感がとても好きなんです。
特に、奈良県三輪明神大神神社の鈴の音が大好きで、お神楽奉納をして鈴の音で祓いをしています。
お祭りがない休日や平日に拝殿すると、参拝客が少ないので少人数でのご祈祷受けができますのでお勧めします。
そんな中、今年の元旦に久しぶりに拝殿しました。
わかっていたことですが、参拝客が多く参集殿で待機していました。
ざっと見渡して、1回のご祈祷で100人はいると思います。
拝殿でも広い畳敷きの部屋が人でいっぱいになりました。
そしてここからが、元旦参拝しない方が良い最大の理由があります。
拝殿して参拝したことがない人はわからないと思いますが、神官が祝詞をあげる中で祈祷しにきた参拝者の住所(里)と名前を神様に対して読み上げてくれます。
これが、100人くらいの参拝者がいると100名近くの住所と名前が呼ばれる訳です。
延々とそれを聞いていると、さすがの私も集中力が切れて余計なことが頭に浮かんだり、考えたりします。
そして、せっかく元旦に初詣に来たのにこんなことではダメだと、自分を叱咤激励してひたすら待機(我慢)します。
なんだか、祈願に来たのに耐える訓練に・・・・
(写真:旧年秋に参拝した三重県椿大社)
終わりに
元旦にお勧めの初詣は、近所の氏神様を祭っている神社に徒歩でいき静かに旧年の感謝と今年の決意と祈願をすることをお勧めします。
そして、三が日も過ぎ落ち着いた頃に、崇敬する神社へ参拝しに行くのがいいと思います。