折れない心 ーrescue J guy's blogー

元航空自衛隊のRESCUEパイロットが自分のやりたいこと、自分が何ができるかを発見できるようになる、折れない心(レジリエンス)について4つの原則を中心にお話ししてます。また、航空関連ニュースに対しての個人的な感想や意見もアップしています。

折れない心 健康編 その①将来不安の解消手段

最良の保険とは

将来の不安を解消手段は、年金増額、保険内容充実、防衛費増額、社会福祉増額ではなく、〇〇の維持

 


先日、ある社長に誘われて勉強会に行った時に、遺族年金が題目で保険の大事さを学んだのですが、MCの元大手企業社員だった方が言われた一言が本質をついていました。

 

 

健康の維持」が最良の保険

 

 がん治療薬 ー オプジーボ

1月31日(火)の産経新聞朝刊によると、ガン治療薬(オプジーボ)が明日2月1日から薬価改定により、73万円→36万5千円になるともことです。

 

初めて聞いた、話でしたので少し調べるとこのガン治療薬の効果は高いらしく、今後も多くの患者さんに使用されることが見込まれるそうです。

 

ただ、そこに問題点があり、その背景にある記事を見つけたので紹介します。

 

(以下、YOMIURI ONLINE yomiDr(2016.11.1)から引用)


オプジーボは日本の小野薬品工業が開発した。2014年の皮膚がんに続き、15年12月に肺がんで保険適用された。

 

肺がんの場合、体重60キロの患者が1年間使うと約3500万円かかる。年40兆円超の医療費をさらに増大させて公的医療保険に打撃を与える、と関係者の懸念は強い。

 

【この薬、本当にそんなに高いの?】

 

イギリス、アメリカでの同薬価格は、今回の改定金額である36万5千円よりも低いとの記事も産経に書いてあり、日本の薬が高額であったことが保険医療財源を圧迫するとのことでした。


ただ、この薬が高額になった理由は、日本が開発した薬の効果が認められて、他国製薬会社がその価値に追随して開発したことにより、海外での薬価が低減して開発できたらしいです。

 

 それでも、1回に数十万する薬を効果が出るまで使用すると数百万の治療費がかかります。そこで頭をよぎるのが、

 

【将来の不安】

 

私の身の回りに、抗がん剤を使用していた方がいないので実感がないのですが、こんな薬を使うのだったらしっかりと保険に入らなければ、将来不安ですよね・・・・・

 

 日本には健康保険制度がありますのでそこまで心配するに及びません。

 

高額療養費で月8万円程度の負担で治療が受けられるのです。家族で合算できるのも知っておくといいでしょう。

 

一度は医療費を払って還付される制度なので、当初は支払いが必要ですが貸付制度もあるのでそれらを利用すれば、手元に現金がなくてもなんとかなりそうです。(全国健康保険協会HP調べによる。)

 

【これらの財源は、現役世代の社会保険料納税です】

 

 誤解のないように書こうとは思うのですが、患者さんに薬を使うなということが目的ではありません。

 

私たちが、気軽に病院で薬を購入(自治体によっては子どもの医療費を無料化)できるのは、社会保険料などを納めているからです。

 

でも、我々が払っている以上に実際の薬代は高額であり、医者にかかればかかるほど自分たちの首を絞める結果になるのですね。

 

=====結論=====

 

 話が長くなりましたが、いちばんの保険は健康ですね。

 

薬にかかるだけの医療費を日々の健康を増進することに使う方が、より明るい社会になると信じています。
 
 これは、心の医療にも言えることです。

心の医療は、単に厳しさで心を強くするだけではなく、心にかかる負担を取り除き、軽減させることも重要です。

 

趣味である、スポーツ、音楽鑑賞、読書に時間を費やしたり、友達との旅行、食事会などで日々の煩わしさから環境を変える。

 

そんなことの繰り返しで心のバランスをとっていく方が、将来にもつながる活動になると思います。

 

※引き続き、折れない心セミナーも開催しますので興味のある方は聴きに来てください。